自転車は免許がいらない手軽な移動手段です。通勤に自転車を使っている方も多いでしょう。2023年4月から自転車に乗る際のヘルメットの着用が努力義務化し、2024年11月からは「ながらスマホ」の罰則が強化されました。ヘルメット着用やながらスマホの他にも、基本的な交通ルールを守ることや、自転車保険への加入など、気を付けるべきポイントがあります。安全に自転車通勤するための注意点についてまとめました。
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自転車はとても手軽な乗り物です。徒歩よりも早く移動でき、ガソリン不要でコンパクトです。勤務先に駐輪場があれば自転車で通勤したいと考える方も多いでしょう。
自転車通勤のメリットは、まず混雑を避けられることと、運動不足が解消できることがあげられます。
コロナ禍では、生活の様々な局面で密にならないことが推奨されていました。新型コロナに限らず、インフルエンザなど感染症が流行している時期は、混雑した電車やバスはなるべく乗りたくないものです。こうした混雑を避けるために自転車での通勤を選ぶ方もいます。
また、オフィスワーク事務をされている方は、お仕事中は座りっぱなしで運動不足になりがち。自転車通勤すれば、通勤時間を利用して運動不足が解消できます。自転車に乗って街の風景や風を感じることで、気分をリフレッシュでき、気分転換効果も期待できます。
ほかにも、乗り換えの待ち時間がないので、電車やバスを使うよりも通勤時間が短縮できるとか、車と違って二酸化炭素を排出しないので環境にやさしいといった良い点があります。
車通勤からの切り替えの場合、渋滞から解放されることやガソリン代の心配が減るのは魅力ですね。
自転車に乗る人が増えており、自転車事故も多くなっています。通勤で自転車を使う場合は、必ず保険に加入しましょう。
そして、自転車に乗るときは、「自転車安全利用五則」を守りましょう。
飲酒運転では、5年以下の懲役または100万円以下の罰金刑が科されます。夜間のライト点灯を怠ると、罰則は5万円以下の罰金です。何度も違反すると自転車運転者講習を受けることになります。交通ルールはきちんと守りましょう。
道路交通法が改正され、2023年4月1日から自転車に乗る際にはヘルメットを着用することが努力義務となりました。これは交通事故の際に頭部を守るための措置です。自転車死亡事故における致命傷の部位は、56%が頭部でした。ヘルメットを着用しない場合の致死率は着用時にくらべて約2倍も高くなっています。ヘルメット着用は少し面倒かもしれませんが、重大な事故を防ぐためにも、ヘルメットの着用をおすすめします。通勤用のヘルメットがたくさん販売されていますので、お気に入りを見つけてください。
また、2024年11月からは、スマートフォンなどを手に持ち、自転車に乗りながら通話する行為や画面を注視する行為(ながらスマホ)が新たに禁止され、罰則が強化されました。、「ながらスマホ」による自転車事故の増加を受けたもので、自転車運転中のながらスマホで「6か月以下の懲役または10万円以下の罰金」が科されます。さらに事故を起こした場合は「1年以下の懲役または30万円以下の罰金となってしまいます。通話しながらの自転車運転は、不安定な運転になりやすく、周囲への注意力も下がり事故の危険が高まります。スマホは自転車を降りて安全な場所で使いましょう。また、2024年11月からは、スマートフォンなどを手に持ち、自転車に乗りながら通話する行為や画面を注視する行為(ながらスマホ)が新たに禁止され、罰則が強化されました。、「ながらスマホ」による自転車事故の増加を受けたもので、自転車運転中のながらスマホで「6か月以下の懲役または10万円以下の罰金」が科されます。さらに事故を起こした場合は「1年以下の懲役または30万円以下の罰金となってしまいます。通話しながらの自転車運転は、不安定な運転になりやすく、周囲への注意力も下がり事故の危険が高まります。スマホは自転車を降りて安全な場所で使いましょう。
<参考サイト>
・警察庁ウェブサイト「自転車は車の仲間~自転車はルールを守って安全運転」
https://www.npa.go.jp/bureau/traffic/bicycle/info.html
・政府広報オンライン 「2024年11月自転車の「ながらスマホ」が罰則強化!「酒気帯び運転」は新たに罰則対象に!」
https://www.gov-online.go.jp/article/202410/entry-6604.html
自転車に乗る場合は、基本的な交通ルールやマナーを守ることが大切です。また、自転車の整備も重要です。ブレーキ等が故障している自転車を運転すると、5万円の罰金が科せられます。乗る前にブレーキやライト、チェーンなどの部品が正常に動作するか確認しましょう。たとえば、タイヤは表面がすり減ってしまうとブレーキの利きが悪くなったり、パンクすることもあります。空気を入れるときや乗る前の点検の際に、タイヤの状態もチェックして、必要であれば自転車専門店などで交換してください。自転車は、自動車のように車検がありませんが、安全に使うために、専門店や大手チェーン店などで定期的に点検・整備を実施することをお勧めします。
自転車保険への加入も欠かせません。自転車事故で他人にケガをさせてしまった場合の賠償金は、9000万円以上になることも。自転車保険に加入していれば、高額の賠償も賠償保障でカバーできます。東京都や静岡県など、44の都道府県が自転車保険加入を義務化あるいは努力義務化しています。自転車に乗るなら、自転車保険に加入しましょう。
また、通勤方法を自転車通勤に変更する場合は、必ず派遣元に申請をしてください。通勤経路を申告しておかないと、通勤時に事故にあった際、通勤災害として認定されない可能性がありますので気を付けてください。ベルキャリエールの場合は、マイページアプリから申請ができます。
自転車通勤には混雑を避けることや運動不足解消のメリットがありますが、悪天候の日には向かない、日焼けするなどのデメリットもあります。無理なく安全に通勤できることを確認したうえで、自転車通勤を選んでください。
通勤経路の変更についてなど、手続きについて不明な点は、ベルキャリエールの担当営業や担当支店にご連絡ください。
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